製品事例

電気亜鉛めっきとは?

亜鉛メッキは、鉄に対して防食力が大であることが一般的に知られていますが、これは亜鉛が鉄を電気化学的に防食する為です。これが鉄生地を守る役割を果たします。

また、クロメート処理を行うことによりさらに光沢および耐食性を増加することができます。

これらの処理によって、鉄生地を錆びにくくより強固に美しいままその姿を保ちます。

・光沢クロメート(ユニクロ)

有色クロメート(六価クロメート)

耐食性を主とした有色クロメート処理は、下地に電気亜鉛メッキを貼り、その上に化成処理である六価クロムを使用したクロメート処理を施します。クロメート皮膜は亜鉛メッキのクロメート処理液の浸漬時間が長くなり、クロメート皮膜の厚さが厚くなるほど色が変化してきます。

有色クロメート(三価クロメート)

ユニクロと六価クロメートの間のような色味です。

クロム酸を主成分とする溶液中に製品を浸漬して、防錆皮膜を生成させる手法です。

従来は六価クロメート処理が一般的でしたが近年では三価クロメート処理への移行が進んできています。


酸洗い

メッキ前の製品は、時に錆が発生していたり、加工の際に生じた黒皮やスケールと呼ばれる酸化被膜でおおわれています。これを除くには、ワイヤーブラシやサンドブラストで機械的に除去する方法がありますが、メッキ工場では主として科学的に硝酸や塩酸を使用して除去します。

アルカリ脱脂

脱脂は、金属表面についている油や油性の汚れをとる操作で、不完全な脱脂ではメッキの密着不良やしみなどが発生しますので、さまざまな方法で完全に脱脂します。アルカリ脱脂とは、アルカリとけん化性油脂が結合すると、水溶性の石けんができます。このけん化作用によって脱脂する方法がアルカリ脱脂です。アルカリ脱脂浴には、通常、少量の界面活性剤を添加し、温度を上げて使用します。